今回、ご依頼いただいたのは、滋賀県東近江市の御園小前にある児童会のような施設で、子供達に江州音頭を教えてほしいとのこと。
何でも、5、60年前は小学校でも江州音頭の踊りを生徒が踊ったりしていて、全員が踊れていたが、最近はまったく江州音頭が踊られない子供達が増えてしまって、ぜひスタダスに教えに来てもらいたいとのことでした。
地元の踊りを地元の子供達に踊れるようになってほしい…その思いはスタダスの思いそのものです。
これは頑張らなければ!!!!・・とレクチャーに参加したメンバーは、
しーまん、まぁねえ、りょうた、さっちゃん、ゆうちゃんの5名。
対する御園小学校児童会の子供達は60名との前情報でした。
5人で60名…果たして子供達に踊りを覚えてもらえるように教えることができるだろうか・・・・!!!!???
今までに色々な小学校のレクチャーを経験したことがありますが、どれもスタダス15名程度に対して小学生が多くて80~100名前後といったパターンしか経験しておりません。。。
不安を胸に、とにかく現地へと出発しました。
現地につくと、そんな不安を吹き飛ばすような、たくさんのかわいい小学生たちが出迎えてくれました。
しかしお互いにまだしばし緊張の空気感。。。
スタダスは今回は5名なので、しーまん・ゆうちゃんチーム、まぁねえ・りょうた・さっちゃんチームの二手に分かれ、しーまんチームが低学年、まぁねえチームが高学年を担当しました。
最初の自己紹介では、チームの紹介と、江州音頭の紹介をしました。
しーまん「私達は私達の地元、大阪の文化である河内音頭を、自分たちの育った土地の文化として大切にして、広めていきたいと思って活動しています。さてそこで問題です!!!みんなの住んでいる滋賀県には、大阪でもめちゃくちゃ有名な盆踊りがあります。知ってるひとーーー!!!!!!」
子供達「・・・・?????」「わからへんーー!!!!!」「なんやろー!!??」
しーまん「じゃあ、 ご う し ゅ う お ん ど って知ってる??」
ここでやっと1人、2人の手が上がりました。
やはりどこでも同じなんや・・・と課題を大いに感じたメンバー。
実際、大阪も似たような状況であることは言うまでもありません。(少なくとも枚方はそうです)
昔はどこの小学校でも、運動会では河内音頭を踊っていたそうです。
我々の地元であれば、親世代の方々は枚方音頭も小学校で教えられ、全員が踊ることができたそうです。
それが今や・・・・
小学生達にレクチャーする機会をいただいた今、この子供達に、自分たちの住んでいる土地の文化の素晴らしさを何とか覚えてもらって、盆踊りの楽しさを体感してもらわなければ。。。
さて、いよいよレクチャー開始!!!
まずは江州音頭の振り付けの説明です。
振りのひとつひとつに歴史と文化に基づいた理由があります。
こちらは、私達も盆踊りチームとして活動する中で、志賀國天寿師匠が折に触れて説明しておられる、江州音頭の振りの意味を説明させていただいました。
まずお天道さんが空に上って、胸の前で柏手をポンと打つ。
そこからが近江商人の一日の始まり。
右の品物どうでっか、左の品物どうでっか、後ろにもございます、こちらの反物どうでっか・・・
反物をぽーんと前に出して大八車を引いて・・・
子供達も無邪気に真似をします。
スタダスは河内音頭のレクチャーは今までに何度もしたことがあるのですが、実は江州音頭は今回が2回目になります。
江州音頭は輪の進行方向を向くときと、輪の中心を向くときとの動作の切り替えのタイミングの説明が難しい。。。
しーまんは、子供達にも見てわかりやすいように、色々な工夫をしながらレクチャーしていました。しーまんの指示でゆうちゃんも見事に助手としての役割を果たしていました。
私は高学年を担当したのですが・・・なかなかうまく踊りの説明などができず。。。
りょうたやさっちゃんに助けてもらいながらやっとのレクチャーでした。面目ない。。。
しーまんのレクチャー技術、その他色々なしーまんならではの考え方や工夫を勉強させてもらい、精進します。
低学年・高学年それぞれの練習タイム後、練習の成果をお互いに発表し合いました。
30分にも満たないレクチャーでしたが、ほとんどの子が形を真似て踊ることができていました!!
その後は、スタダスの江州音頭を子供達にデモンストレーションしました。
「かっこいい!!!!」「すごい!!!!」
と子供達の声が上がります。
「この踊り、全然違うように見えるかもしれへんけど、みんながさっき教えてもらった踊りと全く一緒やで!よく見てみーー!!」
とおばりーずのフォロー。
そうなんです。スタダスはあくまでも基本を大事に踊ります。
振り付けの一つひとつは若者らしく大げさに踊らせていただいておりますが、基本の江州音頭のステップ、身のこなしはほとんど変えていません。
次は、江州音頭ではない他の盆踊りということで、名古屋での定番!「ダンシング・ヒーロー」のレクチャーをしました。
子供達に一連の動きを披露すると、
「簡単やーーー!!!」「これやったらすぐ踊れる!!!」とのうれしい声が。
さっそく、輪になって踊りました。
子供達もすいすい覚えて、全員で踊り、とても盛り上がりました!!!
さて、その次は閑話休題・・・・と称して、、
実は、御園小学校も例に漏れず6年生になるとソーラン節を踊るそうなのですが、6年生の子を奮起させたいので、スタダスのソーラン節を見せてもらえないかと言われており・・・
しーまんがセンターに、さっちゃんとゆうちゃんが背後で、ソーラン節を踊りました。
いやぁ・・・ほんといつ見てもしーまんのソーラン節の迫力はすごい!!!
火曜日練習で課題をクリアーしたさっちゃんとゆうちゃんも負けじと頑張ってかっこよく踊っていました!!!!ちなみにしーまんとぴすがソーラン節を踊ってみた動画がyoutubeに上がっていますのでよければ御覧ください(笑)
コチラ⇒TAKIOのソーラン節踊ってみた
子供達も3人のソーラン節を掛け声を一緒にかけながら食い入るように見ていました。
次は、江州音頭の掛け声のレクチャーをしました。
「ソラ よいとよいやまっか どっこいさのせ」
子供達の飲み込みは早く、すぐに覚えてしまいました!!!
最後に、仕上げとして、全員で大きな輪になって江州音頭を踊りしました。
スタダスメンバーが輪の中に入って見本として踊ります。
特に踊りが上手な子、頑張って踊っている子は、輪の中に入り、スタダスと同じ輪になって踊りました。中に誘われた子供達はとてもうれしそうに、掛け声も一人前に張り切って踊っていました。
全員で最後まで江州音頭を踊り切り、レクチャーの終わりの時間がやってきました。最後にはすっかり子供達も打ち解け、名残惜しくはありますが、しーまんから終わりのあいさつをしました。
しーまん「私たちは、地元の文化である河内音頭をこれからも踊って伝えていきます。みんなも、自分たちの住んでる滋賀県の文化である、江州音頭をしっかりと覚えておいてください!!」
みんな、最初は江州音頭の「ご」の字も知りませんでしたが、「今日習った滋賀県の踊りの名前は??」と聞くと、最後には声をそろえて口々に「江州音頭!!!!」と答えてくれました。
今日のレクチャーのいち部分でも、子供達の心に残ってくれたらいいなぁ。。。
来年の夏、盆踊りでスタダスのことを思い出してくれて、江州音頭の踊りの輪に入って踊ってくれたら・・・・スタダス一同、願ってやみません。
最後、子供達はおやつの時間となりましたが、スタダスメンバーも一緒にどうぞと言っていただき、子供達と同じ席でおやつをいただきました。
子供達も口々に話しかけてきてくれて、短い間ながらもとても楽しいひとときを過ごさせていただきました。
今日のレクチャーの時間、一緒に過ごしただけでも別れは辛いもの。。。
メンバーで御礼のお辞儀をし、施設を出ると、子供達がガラスの窓ごしにみんなで手を振ってくれていました。
このたび、江州音頭のレクチャーをさせていただき、非常に勉強させていただきありがとうございました。今日のレクチャーに参加した子供達が江州音頭を覚えてくれて、江州音頭の新しい芽となることを願ってやみません。今後も踊ってくれますように!
お世話になりました関係者のみなさま、本当にありがとうございました!!!!
それでは、お次はリョウタにバトンタッチ!
はいはい!まあねえからバトンタッチしてブログ担当するのは、リョウタです。
よろしくお願いいたします!
今回、担当する記事は8月19日の新運輸納涼盆踊り大会です。
そして、今回の会場は大隊員は用事があるため不在です…。
てことは!
今回、中隊員とベビスタだけでの櫓です。
その時のメンバーはたてち、リョウタ、ゆうか、さっちゃん、ハッピー、せいたん計6名です!
なので、中隊員の僕たちが大隊員の居ない分を頑張って埋めました!
大隊員まで達したかわからないけど…。
でも!
掛け声は大きく多くの観客の人に見てもらうようにみんな頑張ってました。
さぁ~今回の会場はこんな風です!!
凄く光っていてこの舞台だけで周りが明るい!
会場では志賀國天寿師匠もいらっしゃいました。
先頭のたてち、大きな声で後に指示!
それに対しみんなも大きな声!!
写真がぶれてますがご了承下さい。
後のベビスタも中隊員に負けじと大きな声とキレのある踊りで頑張ってました。
最後になりましたが、音頭取りの皆様、そして吉本興業の皆様ありがとうございました。
それでは次の人にバトンタッチ!
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